SNSなどにアップされた画像の削除依頼方法と消す方法
FacebookやTwitter InstagramなどのSNSサービスの普及により、以前よりもインターネット上における誹謗中傷・風評被害が目立つようになりました。
酷い誹謗中傷の書き込みとともに自分の画像が掲載されていて、それがインターネット上に多数存在していて困っている
昔の画像が勝手に載せられていて仕事に影響がある
子どもが同級生の画像をインターネットで公開してしまって、問題になっている
誹謗中傷や悪用したわけではないが、許可なく画像を上げてしまって今すぐ削除して欲しいと言われてしまった
近年こういったご相談件数が増加傾向にあり、最近では意図せず肖像権や著作権侵害行為をしてしまっていて、それに気が付かないケースも見受けられ、
ある日突然「そのアイコンは肖像権に反している」と指摘される可能性もあります。
投稿した覚えのない写真や画像がいつの間にかネット上に掲載されていたり本人の許可無く無断で使用されている場合は、何らかの対処を検討するべきでしょう。
◆参考記事◆
株式会社LDH JAPAN SNSを利用されている皆さんにお願い
目次
SNSなどにアップされた画像の削除依頼方法と消す方法
名前検索もしくは特定のキーワードで検索した際に表示されるケースとしては、主に以下の2つのパターンが指摘されます。
画像のキャッシュがネット上に残っている場合
画像自体は削除されていて既に画像データは残っていないはずなのに、検索すると出てきてしまう。
画像は消えているのになぜ検索すると画像が出てきてしまうのか?と疑問に思われるかもしれません。
これは画像データのキャッシュがインターネット上に残っているため、検索すると表示されてしまっている状態です。
ここでいうキャッシュ(cache)とはYahoo!やGoogleなどの検索エンジンに保存されている過去の一時データを指し、
アクセス集中などにより一時的にページへアクセスできない時に、このキャッシュをクリックすると検索エンジン側で保存してある過去のデータが確認できるようになっています。
以上のことから画像自体は掲載取り下げや削除対応をされたはずなのに、その後も検索するとなぜか画像が検索結果上に表示されてしまうという現象が生じてしまいます。
これを解消するには、画像キャッシュ自体の削除申請をする必要があります。
では、そのキャッシュはどこを見れば確認できるのでしょうか。
一般的なキャッシュページを確認する方法
◇Yahoo!の場合
各サイトのURLが記載されている右横あたりにある「キャッシュ」をクリックすると、Yahoo!側で保存してあるキャッシュデータを反映したページが表示されます。
◆Googleの場合
各サイトのURLが記載されている右横に表示されている▼マークをクリックすると、黄枠で囲われている部分が表示されます。
そこのキャッシュと表示されている箇所をクリックすると、Google側で保存してあるキャッシュデータを反映したページが表示されます。
画像キャッシュの削除依頼をする際には、対象画像自体のURLを確認する必要もあります。
次の手順を参考に確認をしていきましょう。
画像自体のURLを確認する方法
画像の URL を取得するパソコン
- images.google.com で画像を検索します。
- 画像を右クリックします。
- ご使用のシステムに応じて、次のいずれかをクリックして画像の URL を取得します。
- Chrome: [画像 URL をコピー]
- Safari: [イメージのアドレスをコピー]
- Internet Explorer: [プロパティ] をクリックして、表示されるアドレス(URL)をコピー
- Firefox: [画像の URL をコピー]
モバイル ブラウザ
- images.google.com で画像を検索します。
- 画像を押し続けます。
- ご使用のブラウザに応じて、下記のリンクをクリックして画像の URL を取得します。
- Chrome: [リンクのアドレスをコピー]
- Safari: [コピー]
-参考リンク先-
このような手順でキャッシュが確認できたら、次はキャッシュ削除依頼の申請手続へ移行します。
キャッシュ削除依頼の申請方法
こちらの手続はGoogleアカウントが必須であるため、Gmailなどを利用されている方はGmailにログインした状態のままで以下のURLへアクセスしてください。
Googleアカウントを未取得の場合は、まずGoogleアカウント取得の手続を行ったのち、古いコンテンツの削除へアクセスしてください。
このページにある空欄へ対象のURLを過不足なく記入したら、右横にある「削除をリクエスト」ボタンをクリックするとキャッシュ削除依頼の申請は完了です。
後は、古いコンテンツの削除ページ内に表示されている削除リクエストの状態を定期的にチェックし、キャッシュの削除申請の可否を確認します。
キャッシュ削除完了までの期間は早くて即日、平均的には一週間前後と言われていますが、それ以上時間を要する場合もあります。
また、Google側からキャッシュ削除申請の可否回答はありませんので、現状自分で確認するしかありません。
検索結果は使用端末や地域によって表示される検索結果に多少の違いは生じるものの、ベースとなる検索表示システムの仕様自体は共通しています。
ということは、Googleへキャッシュ申請をしてキャッシュ処理対応が完了したURLについては、Yahoo!の検索結果にも反映されるということになります。
画像そのものがインターネット上に掲載されている場合
上記の方法を試したものの、キャッシュ削除依頼が拒否されてしまったとしたら。
この場合は、今まで説明した方法では速やかに対策完了には至りません。
なぜなら、その削除したい対象の画像はキャッシュデータではなく、画像自体がまだインターネット上に存在している可能性が高いからです。
つまり、インターネット上に存在している画像自体の根本的な削除依頼を行う必要がある、ということになります。
そうなると画像のキャッシュ対策ではなく、画像キャッシュ削除から画像自体ないし画像掲載元への削除対策へ変更する必要があります。
こういった場合は、画像掲載元や削除依頼申請の宛先はどこか、他サイトへの転載の有無など、いろいろ調べる必要が生じてきます。
◆参考記事◆
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インターネット上で誹謗中傷・風評被害を受けた時の削除依頼・消す方法
各サイト管理人へ直接削除依頼をする
まずはご自身で削除依頼の申請をされたい場合は、誹謗中傷投稿が掲載されているブログや媒体の運営会社もしくはサイトの管理者への削除依頼が可能です。
以下のいくつか各種お問い合わせ先を記載しておりますので、ご参考ください。
Yahoo!ブログの違反サイトに関するご連絡 – 情報提供フォーム 入力画面
Yahoo!検索 – 関連検索ワードに関する情報提供フォーム
通常国内運営サイトの場合は、申請フォームから削除依頼をした後に数日の間に運営側からの返信が届きます。その内容に従って、削除依頼申請を進めていくのが一般的です。
削除依頼申請をする際には削除理由が重要です。
たとえば「自分が見ていて不愉快で嫌だから削除して欲しい」という理由だけでは、何度申請をしたところで不可回答しか来ません。
なぜなら第三者が見た時に「明らかに権利侵害(名誉やプライバシーの侵害など)にあたる内容」だと判断されるものではないからです。
特に2ちゃんねるの場合は、2ちゃんねる側が設けている削除ガイドラインを確認した上で削除依頼申請をする必要があります。
本来であれば対応してもらえるような内容でも申請内容に何らかの不備があれば、不可回答となる可能性もあるからです。
削除依頼を申請する際は適切な手順と内容で運営側へ申請を行うことが必要とされますので、
この一連の手順が面倒であると感じたかたは、ご自身で直接申請するのは避け、専門家へ相談・依頼をするほうが望ましいかもしれません。
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無断で画像をインターネット上に掲載した犯人を特定したい
こういった場合には、発信者情報開示請求をする必要があります。
発信者情報開示請求の流れ
爆サイなど匿名掲示板における中傷者特定は、次のような手順で調査・手続を行います
①サイト管理者に対しIPアドレスなどの情報開示請求を行う
裁判所のによる発信者情報開示仮処分もしくはテレコムサービス協会の発信者情報開示請求書にて手続を行います。
②先の請求によって開示されたIPアドレスが、どのプロバイダが管理しているものかの調査を行う
IPアドレスとプロバイダ情報はインターネットで検索できるので、こちらで調査します。
ドメイン名・IPアドレス検索 (Whois)
③プロバイダへログ保存の仮処分申請を行う
プロバイダ側の通信ログが消えそうな時期が間近な場合は、ログ保存の手続を行います。
プロバイダ側が通信ログを保有する期間は、プロバイダ毎に異なりますが、概ね3ヶ月~6ヶ月程度だと言われています。
ログ保存が必要な場合は、この仮処分手続も発信者情報開示請求と並行して進めていく必要があるでしょう。
④プロバイダに対して、投稿者の住所氏名などの開示請求訴訟を行う
プロバイダ側へ投稿者の住所氏名の開示請求訴訟を行います。
以上が発信者情報開示請求手続の流れになります。
匿名サイトであれ個人特定は可能ですが、多くの時間と費用が必要になります。
またログが保管されていなかったり、不特定多数の人間が利用するような場所において誹謗中傷の投稿がなされた場合は、望ましい結果が得られない可能性も否定はできません。
どういった対策を進めていくかによって、優先すべき手続が変わってくることもありますので
被害が拡大して1人で悩んで抱え込んでしまう前に、専門家へ無料相談のお問合わせをしてみることをおすすめいたします。
主な相談先とそれぞれの長所・短所
ここでは、弁護士事務所と対策会社へ依頼したの長所・短所を説明していきます。
弁護士事務所へ依頼
・名誉毀損を理由とした損害賠償請求や仮処分申請など法的処置が行える。
【短所】
・法的処置や削除請求はしやすい一方、削除など根本的な解決が難しい場合の処置やケアが十全ではない。
・対策の進行状況に応じて、柔軟な対策やメンタルケアなどの多方面的なサービスが受けられるとは限らない。
対策会社へ依頼
・相談後の速やかな対策が可能。
・現状を把握したうえで、炎上などのリスクを避けた対策が提案できる。
・適切な形式で弁護士事務所と提携している場合、弁護士が対応すべき案件は弁護士が、それ以外の案件は対策会社が施策を行えるので同時並行で複数の対策が可能。
【短所】
・違法な手法で対策を行う業者も存在するため、信頼のおけるところが見つかるまで複数社へ問い合わせる必要がある。
・非弁行為に相当するため、弁護士事務所のような法的処置は行えない。
最後に
画像のキャッシュ削除依頼の申請については、さほど難しいものではありません。
しかし、キャッシュ削除依頼の手順や申請するURLに不備があれば消したいと考えている画像はネット上から消えません。
また、画像のキャッシュだと思っていたものが実はキャッシュではなくインターネット上に存在しているデータであれば、
そもそも画像キャッシュ削除依頼では根本的な解決にはなりませんので、画像掲載元への対策に取り組まなければなりません。
どちらの場合にせよ、放置しておいてもインターネット上から消えるわけではありませんので、適切な対策をする必要があります。
名前で検索したら昔の写真が画像で出てきて困っている
画像を消したいけどどうすれば良いのか画像の消し方や消す方法が分からない
子どもの写真をインスタやTwitterに上げてしまって、もう画像は消したはずなのに検索すると出てきてしまう
画像のキャッシュ削除申請をしたはずなのに、画像が消えていない
画像のキャッシュだと思っていたら、キャッシュじゃなくて画像自体がネットに残っているから削除したい
無断で誰かが自分の写真をネットに上げて、晒されていて困っている
画像をアップしたら肖像権の侵害だと言われてしまった
見られたくない画像を勝手にインターネット上げた人物を特定したい
画像や画像のキャッシュがどれだけ拡散されたのか分からなくて困っている
このようなお悩みに関するご相談も、1人で悩みこんでしまう前にお話をお伺いし、少しでもお役に立てればと思います。
社名 | 株式会社リンクス |
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電話番号 | TEL0120-627-940 FAX03-6867-0897 |
所在地 | 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-25-29 ファザーランド高田馬場10F |
代表取締役 | 内山成児 |
設立 | 2012年06月 |
従業員 | 55名(2015年1月現在 グループ全体含む) |
資本金 | 10,000,000円 |
事業内容 | ネット上の風評被害対策コンサルティング Webマーケティング事業 リスティング広告運用代行 Webサイト制作 |