Yahoo!知恵袋の誹謗中傷・風評被害の削除依頼方法と消す方法とは?

この記事で分かること
Yahoo!知恵袋について
Yahoo!知恵袋の風評被害事例
Yahoo!知恵袋を自分で削除する方法
Yahoo!知恵袋の風評対策を第三者に依頼する方法

Yahoo!知恵袋とは?

Yahoo!知恵袋とはYahoo!JAPANが2004年に提供開始したコンテンツサービスです。
日ごろから疑問に思っていることを質問するとYahoo!利用者が回答してくれるサービスで国内最大級のQ&Aサイトです。
月間450万件もの投稿が行われるため、あらゆる検索キーワードでYahoo!知恵袋を目にします。
知りたいことを簡単に知ることができるという意味ではとても便利なコンテンツです。

Yahoo!知恵袋が誹謗中傷・風評被害の温床に?

Yahoo!知恵袋は膨大なQ&Aデータベースとして重宝する誰でも一方で、Yahoo!IDさえあれば匿名で気軽に回答することができるため誤った回答も散見され、風評被害が広まってしまうというケースも少なくないのが実情です。

また、Yahoo!知恵袋を使って、個人や企業の誹謗中傷を投稿したり、悪意を持って虚偽の投稿をされることでデジタルタトゥーとして風評が広まり悩んでいる方からの相談が絶えません。

確かな情報ソースがない投稿でも、それが検索結果で上位に表示されると信じる人は一定数いますし、その人がまた別のどこかで事実かのように書き込みを行ってしまうと風評被害は収拾がつかなくなります。
 個人名や企業名で検索した際に数年前のYahoo!知恵袋の投稿が上位に出てきてしまう 事例は多く、いつまでも風評に悩まされることになります。

Yahoo!知恵袋で広まる風評被害の投稿とは?

これまで弊社に相談に来られた依頼者様が風評被害に遭った投稿の一例をご紹介します。

ブラック企業という自作自演の投稿

とある企業のご相談では「株式会社OOOはブラック企業ですか?」という投稿をされ、
その回答として残業やパワハラなど実態とはかけ離れた回答がなされていました。
大手企業という訳ではなかったため、悪意を持った関係者による投稿だと考えられます。
企業名で上位に引っかかっており、採用活動や営業活動に支障をきたすとご相談に来られました。
下記のように企業の具体名を出した質問・回答は山ほど見受けられます。

写真はイメージです

反社会勢力化のような投稿

個人への風評被害の投稿もあります。
とある依頼者様は実際は全く異なるのにネット上で反社会的勢力という風評をあらゆる掲示板で広められ頭を悩ましていました。
Yahoo!知恵袋にもそのような書き込みされており人間関係に大きな支障をきたしていたためご相談に来られました。

こういった個人への中傷・風評被害は珍しくありません。下記の投稿のように被害自分の顔まで公開されているケースもあります。

写真はイメージです

Yahoo!知恵袋では誹謗中傷などに対する禁止事項を設けている

Yahoo!知恵袋を利用するにあたって以下の禁止事項が設けられています。

禁止事項1:過度な批判、誹謗(ひぼう)中傷など他⼈を攻撃したり、傷つける内容の投稿や、他⼈を不快にさせる内容の投稿
禁止事項2:わいせつや暴⼒的、過激な描写等を含む不愉快な内容の投稿
禁止事項3:法令違反⾏為や犯罪⾏為の誘発や予告を内容とする投稿
禁止事項4:商業⽬的や広告⽬的で利⽤すること
禁止事項5:個⼈を特定できる情報の投稿
禁止事項6:著作権など第三者の知的財産権を侵害すること
禁止事項7:サービス運営を妨害する⾏為
禁止事項8:質問、回答の投稿になっていないものや、なっていたとしても⽂意をなさない投稿
禁止事項9:なりすまし⾏為や⾃作⾃演
禁止事項10:勧誘や呼びかけ投稿の行為
禁止事項11:明らかな偽情報に関する投稿
禁止事項12:その他Yahoo! JAPANが不適切だと判断するもの
Yahoo!JAPAN利用のルール

上記の禁止事項はあるものの投稿時に審査がある訳ではないため、実際には誹謗中傷するコメントは増え続けています。

2020年12月、Yahoo!知恵袋の誹謗中傷コメント削除に積極的にAIを活用すると明言

2020年4月に起きたタレントの自殺がネットでの誹謗中傷を苦にしたものだったことから、Yahoo!は有識者会議を行い、誹謗中傷コメントの削除に対してAIを今まで以上に活用していくと発表しています。
ですが、2022年5月現在もそのタレントに対する誹謗中傷コメントは多数散見されるため、誹謗中傷コメントの削除体制がうまく機能しているとは言い難いです。

Yahoo!知恵袋で個人名・企業名を出されて風評被害が広まることのリスク

風評被害というのは、投稿された個人や企業が嫌な思いをするということに留まらず、時に実生活や企業の存続に大きな影響を与えます。Yahoo!知恵袋による被害リスクについて解説します。

Yahoo!知恵袋の風評被害が及ぼす個人への被害リスクと
1:就職活動への影響
2:結婚や子どもへの影響
3:契約関係への影響

個人への誹謗中傷は<詐欺、逮捕、不倫>など多岐に渡りますが、事実無根だとしても検索する相手は必ずしも面識のある人だけとは限りません。一切面識のない他人が名前で検索した時に表示される誹謗中傷キーワードを見ることもあり、そこで有らぬ誤解が生じたとしても弁明する余地すらありません。
Yahoo!知恵袋の一つの投稿が、仕事や結婚、様々な人間関係に影響を及ぼす風評被害となりえます。

Yahoo!知恵袋の風評被害が及ぼす企業への被害リスク
1:企業イメージの低下
2:採用活動への影響
3:営業活動への影響

たとえば就職を検討している人たちが、ブラック、倒産、詐欺、悪徳などの書かれている企業関連の投稿を見たとしたら就職を見送る可能性は高いでしょう。また、営業面では詐欺という言葉を見て取引きしたいと思う相手の方が少ないでしょう。

なぜYahoo!知恵袋による風評被害はなくならないのか?

有名人や、大企業でなくても、Yahoo!知恵袋への悪意のある投稿をされる可能性は十分あります。
理由は基本的には「逆恨み」です。

  • 会社を辞めさせられた。
  • 面接で落とされた。
  • サービス・商品に納得がいかなかった
  • 悪口を言われた(と感じている)

個人が逆恨みする理由などいくらでもあります。
そして、そのはけ口として掲示板やYahoo!知恵袋のような匿名で投稿できるサイトはとても都合がよいのです。

一人の逆恨みや思い込みによる投稿から、まるでそれが事実かのように広まり多くの人の意識に刻まれてしまう。
手を打つのは早ければ早い方がいいです。
ネット社会において、 一度広まった風評被害は勝手には消えてくれない ため、苦しめられ続けることになります。

Yahoo!知恵袋の風評被害を解決する方法

自分で投稿した場合は削除する


難易度★☆☆☆☆
費用 ☆☆☆☆☆
解決可能性★★★★☆

自分で投稿を行った場合はまだ回答受付中の場合であれば投稿を削除することが可能です。
回答を締め切りベストアンサーを選んだ時点で知恵袋は回答受付中から解決済みとなり、新規の投稿・削除は出来ない状態になります。例外的にプレミアム会員であれば、月に1件までは解決済みの知恵袋削除が可能です。

!!!注意!!!
投稿時のアカウントを削除してしまった場合は、自分で投稿削除が一切できなくなります。

とはいえ、Yahoo!知恵袋の風評被害に悩んでいる方で、自分で投稿したという方は少ないでしょう。
他人による投稿の削除をするためには違反報告による削除依頼をすることになります。

他人の投稿を違反報告によって削除する


難易度★☆☆☆☆
費用 ☆☆☆☆☆
解決可能性★★☆☆☆

誹謗中傷などの禁止事項に抵触している質問・回答については違反報告を行うことができます。

Yahoo!知恵袋の違反報告の手順

STEP1:赤枠で囲われている部分をクリックします。
クリックすると図のような違反報告申請フォームのページに切り替わります。

STEP2:該当する違反項目を選択した後送信を押すと終了です。

あるいは詳細を添えて違反報告をしたい場合、「宣伝、広告的な利用」の違反項目を選択します。
そうすると下図のようなページに切り替わります。

報告フォームの項目内容にしたがって入力をしていきます。

違反報告詳細の例文

株式会社OOのOOと申します。Yahoo!知恵袋の質問・回答の削除をお願いしたくご連絡いたします。
当該投稿の中に「OOO」という表現が使われていますが、そのような事実はございません。
これはYahoo!知恵袋の禁止事項1:過度な批判、誹謗(ひぼう)中傷など他⼈を攻撃したり、傷つける内容の投稿や、他⼈を不快にさせる内容の投稿に当たると考えております。
実際に当該投稿によってOOというひがいがはっせいしております。(あれば被害状況を詳細に記載する)
該当する投稿内容は、当社の経営や名指しで中傷されているOOに被害を及ぼしているため質問及び回答の削除をお願いいたします。

なお、メールアドレス記載欄が設けられていますが、原則Yahoo!側から違反報告に関する返信対応は行っていません。
申請後に自分で該当知恵袋にアクセスをして、削除されているかどうか確かめる必要があります。

違反報告で比較的削除されやすいパターン
個人からのYahoo!知恵袋削除依頼の方が対応してもらいやすく、企業による削除依頼は対応されにくい

Yahoo!知恵袋削除依頼を弁護士に相談する


難易度★★★☆☆
費用 ★★★☆☆
解決可能性★★★☆☆

違反報告などの削除依頼は必ず対応してもらえる訳ではありません。一向に削除される様子がない場合は法的な手段をとるという選択肢もあります。プロバイダ責任法に基づき送信防止措置依頼書を送るという方法です。
法的な手段をとる場合に重要なことはインターネット上の風評被害対策に明るい弁護士事務所を選定することです。
専門知識が乏しいところへ依頼をしたとしても、望ましい結果が得られる見込みは高くはないでしょう。

申請後はYahoo!側から知恵袋の削除依頼に関する回答が文書で届く形式です。

しかし申請すれば何でも消えるわけではなく、Yahoo!ガイドラインに違反していて、名誉毀損など明らかに権利侵害に該当すると客観的に判断される内容でなければ違反報告同様削除されることはありません。特に法人からの請求は削除判断基準が厳しいのが現状です。
弁護士からの請求であっても権利侵害に相当しないとYahoo!側へ判断されたものは削除に至りません
仮に時間を置いて再度削除依頼をしたとしても、削除される見込みはかなり低く望ましい結果が得られるとは限りません。

対策会社へYahoo!知恵袋の対策を相談する


難易度★★★★☆
費用 ★★★☆☆
解決可能性★★★★★

Yahoo!知恵袋を削除する対策は弁護士にしかできません。(弁護士免許を持たない第三者が行うと非弁行為となります。)
私たちが行うのはYahoo!知恵袋そのものを削除するのではなく、該当投稿が表示される検索キーワードからyahoo!知恵袋を上位に引っかからなくすることで第三者の目に触れづらい状況を作ります。
これを逆SEOと呼びます。
事実、風評被害となるYahoo!知恵袋が見られるのは個人名や企業名が「検索エンジンで検索されたとき」です。
わざわざYahoo!知恵袋内で検索する人は稀でしょう。
そのため検索エンジン上でから風評となる検索結果を見えなくすることができれば、風評被害は大きく軽減されることになります。

逆SEOはどういった方法をとっている?

逆SEOには、検索結果から排除したいページの順位を「実際に下げる」手法と、「他のサイトを上げることで結果的に順位が下がる」手法に分けられます。

■検索順位を実際に下げる手法

1、ペナルティと認識されるリンクを設置する
googleは無関係な多数の被リンクを貼っている場合、不正なSEO対策としてペナルティと認定し順位を大幅に下げることがあります。それを利用し、検索順位を下げたいページに大量の被リンクを設置することでペナルティを意図的に発生させます。

2、コピーコンテンツを大量に作成
該当ページのコピーコンテンツを大量に作成し、スパムと認定させることで順位を下げることができます。

■他のサイトを上げる手法

1、サイトを複数作成し、順位を上げる手法
該当ページが表示されるキーワードで別のサイトが上位を占めるようにサイトを多数生成し、SEO対策を行う手法です。

逆SEO対策会社に依頼する注意点

ネットで風評対策と検索すると多くの会社が出てきますが、
自社でエンジニアを抱えて対策している会社と、販売代理店として営業だけしており対策は別会社に依頼している会社があります。多いのは後者になります。
自社で対策しているか否かで大きく費用が変わりますし、ご相談されたときの解決策の提案の幅も違いますのでお気を付けください。
弊社は10年にわたり風評被害対策を行っており、Yahoo!知恵袋の風評被害の相談も数多く受けてきております。

経験上、お悩みの内容を伺えば、解決難易度や解決できるまでの期間の目安をお話しすることができますので、まずは下記の問い合わせフォームよりご状況をお聞かせください。

プロに解決策を提示してもらうだけで「希望が見えた、相談してよかった」と仰っていただけます。

Yahoo!知恵袋の風評被害にお悩みの方の無料相談・見積り依頼はこちらから  

社名 株式会社リンクス
電話番号 TEL0120-627-940
FAX03-6867-0897
所在地 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-25-29
ファザーランド高田馬場10F
代表取締役 内山成児
設立 2012年06月
従業員 55名(2015年1月現在 グループ全体含む)
資本金 10,000,000円
事業内容 ネット上の風評被害対策コンサルティング
Webマーケティング事業
リスティング広告運用代行
Webサイト制作