「注目されたい!」その一瞬が一生を台無しに!?恐ろしいデジタルタトゥーとその対策方法について

『デジタルタトゥー』という言葉をご存知ですか?インターネット事情に精通していない方にとっては初めて聞く言葉かもしれません。
ちなみにタトゥーとは「刺青(いれずみ)」のことです。刺青はご存知の通り、皮膚に針などの器具を刺して墨を入れ、文字や絵柄を描く手法です。一度入れてしまうと除去手術をしない限り消えることはなく、また完全に除去するのは困難と言われています。

つまりデジタルタトゥーとは、一度入れてしまうと簡単には消えない・消すことのできないタトゥーのように、削除したいのに削除できないネット上の事柄を表した言葉なのです。

デジタルタトゥーに該当するものとは?

デジタルタトゥーはSNSが普及しだしたここ数年で急速に注目され始めました。最近ではNHKでテレビドラマ化もされており、一般的にも注目度が高まっています。
では一体、どういったものがデジタルタトゥーに該当するのか?こちらで詳しくご紹介していきます。

まず、デジタルタトゥーには「自業自得」のものと、「嫌がらせ」の二種類があります。

自業自得

  • バイトテロ
  • 犯行予告
  • デマ投稿
  • 有名人への誹謗中傷・プライバシーに関することを投稿
  • 〇〇チャレンジ

 

■バイトテロ

近年度々ニュースでも取り上げられる、アルバイト店員による悪質な迷惑行為です。
主にSNS世代と呼ばれる10代後半~20代の若者たちが行う迷惑行為で、有名なものでは「コンビニのアイスクリームケースに入る」「回転寿司チェーン店で食材をゴミ箱に捨て、その捨てた物をまな板に戻す」などです。一時期話題になっていたのでご存知の方も多いと思います。
当たり前ですがこのような行為は企業イメージを損なうだけでなく、信用や売上の低下に繋がります。そうすると解雇されるばかりか、多額の損害賠償請求をされる可能性もあります。

 

■犯行予告

実際に犯行を実行するわけではなく、単に面白がって投稿した場合でも威力業務妨害罪として逮捕されるケースがあります。

 

■デマ投稿

デマ、もしくは勘違いから他人を誹謗中傷した場合でも名誉棄損に該当する可能性があり、実際に2017年に起きた神奈川県の東名高速あおり運転に関するデマ投稿では11人が書類送検されました。

 

■有名人への誹謗中傷・プライバシーに関することを投稿

有名人だからといってブログに誹謗中傷を書き込んだり、プライバシーに関することを拡散したりすると逮捕・書類送検される可能性があります。

 

■〇〇チャレンジ

日本ではあまり例がありませんが、海外では〇〇チャレンジが深刻な社会問題となっています。最近だとリッキングチャレンジ(まだ購入していない物や共用の物を舐めて元に戻す行為)がアメリカで流行っており、逮捕者も出ています。

 

嫌がらせ

他人からの嫌がらせで代表的なのが「リベンジポルノ」です。別れた交際相手や配偶者が仕返し目的でSNSやアダルトサイトに相手の裸の画像や性的な動画を流出させる行為で、一度流れてしまうと完全に消し去るのは非常に困難となります。

軽い気持ちでアップしたものが一生消えなくなることも…

「ちょっと気に食わなかったから。」「注目されたかったから。」このような軽い気持ちで批判的な書き込みや画像・動画をアップしてしまい、後々大変な騒動になることは少なくありません。
慌てて削除しても、一度炎上してしまうとそれらは5ちゃんねるやまとめサイト、個人ブログなどあらゆる媒体へ拡散されてしまいます。そしてそれを見た人たちもまた拡散するため、消しても消しても終わることのないイタチごっこになってしまいます。

インターネットが普及していなかった時代であれば、仮に前科者であってもどこか遠くへ行けば隠し通すことができたでしょう。しかし現在は誰でもパソコンやスマートフォンを持っており、検索するだけで簡単に関連記事を掘り起こせてしまいます。
そのため、一時の軽い気持ちでアップしたものが以後何年何十年と残り続け、そのせいで将来を揺るがす事態となってしまうケースも珍しくありません。

デジタルタトゥーを放っておくと、どんな悪影響がある?

「炎上したけど、すぐにアカウント削除したから大丈夫。」で済まないのがデジタルタトゥーの怖いところです。
該当のアカウントを削除しても、一度炎上すればあっという間に拡散されてしまい、またそこから本名や住所などの個人情報を特定・流出されて更なる悪循環に陥ってしまうケースもあります。

就職や結婚が困難になる

バイトテロを起こす従業員は学生アルバイトなど若い人が多い傾向にあります。いずれは就活・卒業・就職・結婚と順調に辿っていくことだったでしょう。
しかしデジタルタトゥーを残しているとまず、就活の時点でつまずいてしまいます。今は企業もSNSを活用する時代、大企業でも中小企業でも採用担当者は応募者の身辺調査をすることが多くなっています。その際もし、名前を検索して問題投稿や関連記事が出てきたらどうでしょう。大半の企業は雇いたくないと思うはずです。
そうすると就職は難しくなり、生活が苦しくなると当然結婚もできません。また、婚約する前にもし発覚した場合は、相手や相手の両親から結婚を反対される可能性もあります。

 

家族や親しい人にも被害が及ぶ

もしデジタルタトゥーから住所や電話番号などが特定されてしまった場合、いたずら電話やいたずら書きなど自宅に直接被害が及んだり、周囲で悪い噂が流されたりと私生活にも悪影響が出てしまいます。

したがって一度炎上してしまった投稿は、デジタルタトゥーとなって一生消えなくなる前にすぐ対策を取る必要があります。

デジタルタトゥーを消す方法とは?

デジタルタトゥーと称されるくらいですから当然簡単に消すことはできません。実際のタトゥーを消す時も高額な保険適用外手術と時間がかかるのと同様に、デジタルタトゥーもある程度の費用と時間は覚悟しなければなりません。

ではその方法についてご紹介していきますと、まず一つ目はIT事情に詳しい弁護士に相談すること。弁護士であれば、例えばまとめサイトに削除対象のものが残っている場合、その管理人に直接交渉することができます。弁護士から削除請求が来ると大抵はすぐに応じてくれますし、万が一断られた場合も費用はかかりますが裁判を起こすことができます。

そしてもう一つは逆SEOやサジェスト対策という手法で対象のものを見せなくする方法です。これはIT業者が行う対策であり、削除請求や交渉などは行わず(非弁行為のためできない)ただ見せなくしているだけに過ぎません。しかし検索順位を下げるとそう簡単には発掘できないため、一般人に見つかる機会を極端に減らすことができます。

費用>時間で弁護士に依頼するか、費用<時間でIT業者に依頼するかは本人次第ですが、どちらもそれなりにメリット・デメリットがありますので、できるなら双方に依頼した方が確実でしょう。

最後に

自分ではウケると思っていても、世間から見ればモラルのない行動と捉えられることはよくあります。一番良いのは

  • モラルのない行動は慎む
  • 他人を気安く誹謗中傷しない
  • 本名や顔写真など、個人を特定されるような情報は載せない

この3点を抑えておくことですが、中にはうっかり批判的な投稿をしてしまうことや、一方的な嫌がらせでデジタルタトゥーになってしまうこともあるでしょう。
1つの投稿から一生苦しむことにならないためにも、もし炎上を発見した場合は速やかに専門の弁護士や業者に相談することをおすすめします。

 

社名 株式会社リンクス
電話番号 TEL0120-627-940
FAX03-6867-0897
所在地 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-25-29
ファザーランド高田馬場10F
代表取締役 内山成児
設立 2012年06月
従業員 55名(2015年1月現在 グループ全体含む)
資本金 10,000,000円
事業内容 ネット上の風評被害対策コンサルティング
Webマーケティング事業
リスティング広告運用代行
Webサイト制作