2ちゃんねるで誹謗中傷・風評被害を受けたときの削除依頼方法と消す方法とは?相談センター
2ちゃんねる(通称:2ch,2ちゃんなど)と聞いて分からない人は随分減ったと思うほど、今は一般に認知されている掲示板といえるでしょう。
今回は、2ちゃんねるに何か誹謗中傷や風評被害に繋がる投稿をされた時の対処法を扱っていきたいと思います。
名前で検索したら2ちゃんねるが出てきた
名前で検索してみたら、社名やサービス名で検索してみたら、検索結果に2ちゃんねるが出てきた。
気になってクリックしてみたら、誹謗中傷やネガティブな投稿が掲示板の中にあって……
実際こんな事があったら大抵の方は良い気分にはなりませんし、驚いたり、何故こんな酷い書き込みをされるのか憤ることもあるでしょう。
知らない間に誹謗中傷が書かれていてどう対処したらいいのか悩んだり、一刻も早くどうにかしたいと気持ちが焦ることもありますが、
こういった時ほど落ち着いて冷静に現状把握をして、削除申請やこれからの対策方法を検討していくことが大切です。
2ちゃんねるの種類
まず、大前提として押さえておきたいのは、「2ちゃんねるはネット上に2つ存在する」ということです。
①2ch.net
②2ch.sc
もともとは2ch.netのみでしたが運営側の内紛などにより2014年に分裂し、新たに2ch.scが開設されました。
各2ちゃんねるの基本構造は類似しているところがあり、一見すると同一サイトであるように思えますが、それぞれ運営会社が異なります。
したがって、削除申請を行う際は適切な方法で正しい窓口へ申請する必要があり、申請内容に不備があれば不可回答となってしまうので、
とにかく消して欲しい一心で申請するのではなく、サイトの特性と申請方法をしっかり把握したうえで対処することが懸命でしょう。
もしネガティブなコメントを見つけたら
落ち着いて以下の事項を確認していきましょう
- 誹謗中傷コメントやスレッドがどちらの2ちゃんねるに書き込まれているのか
2ch.netの場合
http://●●.2ch.net/~
2ch.scの場合
http://ai.2ch.sc/~
上記のように、2ch.netと2ch.scではURLが異なります。
まずは誹謗中傷コメントがどちらの2ちゃんねるに投稿されているのか、URLを確認しましょう。
何故かと言うと、2ch.netと2ch.scでは運営会社が異なり申請先もそれぞれに存在するからです。
つまり、2ch.net上での問題は2ch.netへ2ch.sc上での問題は2ch.scへ申請する必要があり、
仮に2ch.scに投稿されている誹謗中傷コメントの削除を2ch.net側へ申請しても、運営・管轄外のことなので2ch.scへ削除申請をするようにといった回答がくるだけです。
- 該当コメント、スレッドが表示されているページを印刷及びデータ保存をする
特に投稿者特定や訴訟を検討している際は、このデータ保存は必須です。削除申請前に証拠保全の一環として、必ず該当箇所のデータ保存はしておきましょう。
何故2ちゃんねる対策が必要なのか
分からないことがあればまずネット検索する
これが普通となっている現代において、インターネット上の誹謗中傷や風評被害を放置したまま、というのは必ずしも得策ではないこともあります。
2ちゃんねるのネガティブ投稿は自然となくなるものではありません。
2ちゃんねるのネガティブ投稿の対策を検討したほうが良い2つの理由
- 検索結果内で上位表示されやすい
- 2ちゃんねるの投稿がコピーサイト・ミラーサイトなどに転載され、誹謗中傷・風評被害が拡大してしまう可能性ある
こういった傾向が見られるため、見つけたら放置せずに専門家への相談、何らかの対策を検討したほうが無難でしょう。
また個人/法人それぞれにおいて懸念されるリスクとしては
想定される主なリスク
<個人>
- 信用や名誉の失墜
- 就職活動への影響
- 結婚や交際への影響
<法人>
- 社会的信用の失墜
- 採用活動への影響
- 営業活動への影響
上記のような影響が想定され、実際にこういったご相談も少なくはありません。
特に法人の場合は、会社名で検索したら2ちゃんねるのネガティブな投稿が検索結果内の目立つ位置に表示されていて、
新卒・中途採用への影響、取引見送りなどの営業利益損失、企業イメージの低下に繋がる可能性もあります。
2ちゃんねる削除申請の方法
2ちゃんねるへの削除申請は3つ存在します。
メールで申請
原則、メールでの削除申請を受け付けているのは2ch.netです。
申請先メールアドレスや削除ガイドラインはネットで公開されているので、申請前にこれらの熟読したうえで、内容をまとめていきましょう。
上記リンク先に記載してあるように、申請方法にも一定のルールがあります。
件名は「削除申し立て」とし、メール本文には以下を過不足なく記載・添付する必要があります。
対象URL:削除要請したい該当箇所が掲載されている板(スレッド)のURL
レス番号:板(スレッド)内のレス番号(スレッド内の書き込まれているコメント番号のこと)
削除理由:個人に対するプライバシー権の侵害や名誉を毀損する
本人確認のための資料:公的機関が発行した有効期限内の身分証 例)運転免許証、保険証、パスポートなど
(削除理由を根拠付ける資料があれば添付)
メールでの削除申請はネット上に公開されませんが、申請すれば必ず削除に応じてもらえるわけではありません。
必ず2ちゃんねる側が公開している削除ガイドライン、特に削除判断基準に沿って申請を進めていくことが重要です。
たとえば「自分が見ていて不愉快で嫌だから削除して欲しい」という理由だけでは、何度申請をしたところで不可回答しか来ません。
なぜなら第三者が見た時に、「明らかに権利侵害(名誉やプライバシーの侵害など)をされている内容」だと判断される内容ではないからです。
申請する際は、適切な手順と内容で運営側へ申請を行うことが必要とされますので、
この一連の手順が面倒であると感じたかたは、ご自身で直接申請するのは避け、専門家へ相談・依頼をするほうが望ましいかもしれません。
ただし、ここで注意しておきたいのが、申請する立場によっては削除申請に応じてもらえない可能性もある、ということです。
法人・団体・公的機関の場合は原則放置としているため、個人であればメール申請で削除対応をしてもらえそうな内容でも削除不可となってしまうことも珍しくはありません。
弁護士による削除申請
削除ガイドライン内に
2ちゃんねるが,過去に受けた請求から,表現の自由を配慮したリーガルマインドを持った弁護士と認めた者からの請求については,正当な理由があるものについて,原則として対応するものとする。
と説明されているように、弁護士が依頼人に変わって2ch.netの運営側へ削除申請をする方法もあります。
しかし、ここでも「正当な理由があるものについて、原則として対応するものとする」と記載されており、弁護士から申請すればどんな内容でも確実に削除対応をしてもらえる、というわけではありません。
裁判所による仮処分
本人によるメール申請や弁護士による削除申請で削除に応じてもらえなかった場合、
裁判所に該当箇所削除に関する仮処分の申し立てを行うという手段があります。
しかし決定の際、裁判所へ一定金額の担保金を納める必要があり、
おおよその相場としては10万から50万円前後の費用がかかるとされています。
また、仮処分申し立てを行い決定に至った場合は削除申請が進められますが、仮処分が下りないケースも在り得ます。
加えて、仮処分決定後は専用のスレッドを立ち上げたうえでの削除要請となりますので、インターネット上に削除要請が公開される形式となり、
この削除要請スレッドが他サイトへ転用される可能性もあり、そこから所謂炎上に発展する可能性も否定はできません。
もし、公開性による削除申請をどうしても避けたいと考えているのであれば、この方法は最後の手段とし別の対策も検討してみましょう。
削除要請に応じてもらえなかった場合、削除以外の対策もあります。
参考:ネットから逮捕歴削除する方法!犯罪歴・前科記事が与える影響と削除方法内の「記事削除以外の方法」
最後に
ここまで2ちゃんねるへの削除申請の方法を紹介してきました。
繰り返しになりますが、手順・方法で削除申請をすることが重要であり、状況によってはその申請方法も適宜変更していく必要もあり、中にはかなり煩雑なものも存在します。
どうしたらいいのか悩むより、まずは専門家へ相談・依頼をしてみるのも一つの手です。
社名 | 株式会社リンクス |
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電話番号 | TEL0120-627-940 FAX03-6867-0897 |
所在地 | 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-25-29 ファザーランド高田馬場10F |
代表取締役 | 内山成児 |
設立 | 2012年06月 |
従業員 | 55名(2015年1月現在 グループ全体含む) |
資本金 | 10,000,000円 |
事業内容 | ネット上の風評被害対策コンサルティング Webマーケティング事業 リスティング広告運用代行 Webサイト制作 |