Googleサジェスト関連キーワードの削除対策と消す方法とは?

この記事で分かること(読了時間:3分)
googleサジェスト・関連キーワードの仕組みを理解する
googleサジェスト・関連キーワードを自分で削除する方法を知る
サジェスト・関連キーワード削除対策会社の方法と費用を知る

今回の記事ではgoogleサジェスト・関連検索キーワードと呼ばれる検索補助機能について説明し、
ネガティブキーワードに悩まされている方・企業向けの削除方法について解説します。

googleサジェストとは?

googleなどで検索したときに、検索窓の下にキーワードの候補が複数出てきますよね。
これはgoogleサジェスト呼ばれ、検索窓へ入力した語句(検索キーワード)に対して関連性が高いものを自動的に表示してくれる検索補助機能です。

かつてサジェスト機能と呼ばれたこの機能は現在googleではオートコンプリート機能と呼ばれています。

関連検索キーワードとは?

googleサジェストと同じく、ユーザーの検索を補助する機能として「関連検索キーワード」という機能もあります。

検索窓に入力した特定のキーワードと併せて検索されるキーワードや、関連性の高いキーワードを機械的に抽出したものを、検索頻度が高い順に表示する機能のことです。
検索結果ページの下方部に表示されます。

googleサジェスト・関連検索キーワードが表示される仕組み

googleサジェストが表示される仕組み

googleサジェスト(オートコンプリート機能)が記載される仕組みはgoogle公式サイトにこのように記載されています。

オートコンプリートの候補は、Google で行われた実際の検索を反映しています。
Google のシステムは、表示する候補を決定するために、ユーザーが検索ボックスへの入力を開始した語句と一致する一般的なクエリを探しますが、以下の点も考慮します。
クエリの言語
クエリが実行される場所
クエリで注目を集めている関心事
ユーザーの過去の検索
引用元:googleのオートコンプリートの候補の仕組み

つまり、
・一定以上の検索回数がある
・一定数(多数)の異なるユーザーから検索されている
・Webページ内にサジェストワードが含まれるページが多数存在していること
・最近話題となっている

これらを加味してgoogleのアルゴリズムが自動的に反映しているのです。

関連検索キーワードが表示される仕組み

関連検索キーワードもgoogleサジェスト同様、googleのアルゴリズムに基づいて表示されていますが、
過去に一定以上の検索回数のあるキーワードや、WEBページ内において頻繁に使用されるキーワードやそれと一緒に取り上げられているキーワードが表示されます。

googleサジェスト、関連検索キーワードに共通していえることは
 過去から現在の特定の期間にかけて、インターネット上に存在するwebページ内に数多く使われている 」と表示されやすい傾向にあります。
googleは「中・長期などの一定期間を経てサジェストや関連検索ワードに反映される」という特徴があると言えるでしょう。

豆知識
Yahoo!にも同様の検索補助・予測候補キーワード機能がありますが、
「ある特定の時間枠内に一定の検索回数があり、多数の異なるユーザーから検索されている」と、サジェストや関連検索ワードとして表示されやすい傾向が強いと言われています。
言い換えると「比較的短期間でサジェストや関連検索ワードに反映されやすい」とも考えられ、その時々の流行などが検索補助・予測候補キーワード(サジェスト)表示枠へ現れやすいということです。

一方のgoogleは、過去から現在の特定の期間にかけて、インターネット上に存在するwebページ内に数多く使われていると、検索補助・予測候補キーワード(サジェスト)や関連検索ワードとして表示されやすい傾向にあります。

サジェスト汚染とは?

googleサジェスト・関連検索ワードは検索ユーザー目線で見ると、自分が辿り着きたい情報にたどり着かせてくれる機能として非常に便利な機能です。
その便利さが予想もしない誹謗中傷や風評被害のもとになっていることもあるのです。

ある企業や個人名で検索したときに、ネガティブなキーワードがgoogleサジェストや関連検索キーワードに表示されることを「サジェスト汚染」と言います。
ユーザーからすると検索した企業名に”自動的に”表示される訳ですから、事実のように感じてしまいますし、人の特性上悪い情報に引っ張られやすいため、
googleサジェストや関連検索キーワードにネガティブな情報が出ると甚大な影響を及ぼします。

サジェスト・関連ワード表示一例
「〇〇(人名) 逮捕」
「〇〇(人名) 気持ち悪い」「〇〇株式会社 詐欺」
「〇〇株式会社 最低」
「〇〇株式会社 炎上」
「〇〇株式会社 ブラック」
「〇〇株式会社 社長名 やばい」
「〇〇株式会社 営業停止」

これらは過去に私たちにご相談いただいた個人・企業の方で表示されていたgoogleサジェストキーワードです。
中には、事実かどうかというより「気持ち悪い」「ヤバい」といったただの中傷キーワードが表示されることもあり、個人や企業のイメージを大きく毀損します。

サジェスト汚染が及ぼす影響

個人の場合

  • 就職活動への影響
  • 結婚や子どもへの影響
  • 契約関係への影響

詐欺、逮捕、不倫など、事実ではないとしても検索する相手は必ずしも面識のある人だけとは限りません。
一切面識のない他人が、名前で検索した時に表示されるネガティブワードを見ることも十分に在り得ます。
仮に本人が気にしないとしても、その近親者や家族に影響が及ぶ可能性も考えられるでしょう。

法人の場合

  • 企業イメージの低下
  • 採用活動への影響
  • 営業活動への影響

ブラック、倒産、詐欺、悪徳などが表示されていることで、就職・転職を検討している人たちが企業エントリーを躊躇ったりそのようなネガティブワード表示を見て、取引を見送るなどの営業利益損失、企業イメージの低下に繋がることもゼロではありません。
特に、新卒採用・中途採用などの就職活動中には、エントリーを検討している企業をインターネットで調べるのは定石です。

あえて「企業名 ブラック」「企業名 残業」などという複合ワードでネット検索を行ったりしているため、本来違法性のない企業であるのにもかかわらず、「ブラック」というネガティブなキーワードがgoogサジェスト・関連検索ワードに表示されてしまう、という事例も存在します。
また、最近では検索して出てきたネガティブキーワードを見て「あの会社ブラックらしいね」などとSNSで拡散されてしまうという二次被害もあります。

サジェスト汚染による企業の被害一例
ブラック企業でなくても、ブラック企業に仕立て上げられてしまう
何も法を犯していないのに、違法性のある企業のように思われてしまう
数年前の行政指導を既に改善しているのに今も問題があるかのように見られてしまう

こういったgoogleサジェスト・関連検索キーワードの汚染によるご相談は年々増えております。
これらのネガティブなサジェスト・関連検索ワード表示は放置しておいても状況が改善するわけではないため、何らかの対策を検討する必要が出てきます。

ここからはgoogleサジェスト・関連検索キーワードの削除方法についてお伝えしていきます。

googleサジェストを削除する方法

googleへの削除申請をする

googleには以下に該当するキーワードはサジェストに表示しないとしています。

危険なコンテンツ
ハラスメント コンテンツ
ヘイト コンテンツ
露骨な性表現を含むコンテンツ
テロに関するコンテンツ
暴力や流血
下品な言葉や冒とく的表現

また、このようにも記載されています。

名前を示された個人に関連する微妙で中傷的な言葉:名前を示された個人に関連する微妙な、または中傷的な言葉に関する候補は許可されません。これには次のような候補が含まれます。
ハラスメント、いじめ、脅迫、不適切な性的対象化に関連するおそれのあるもの
ハラスメント、身元詐称、金融詐欺を招くおそれのある表現で個人情報または機密情報を公開するもの

引用元:googleのオートコンプリートポリシーの仕組み

上記に該当する場合に、googleサジェストからキーワード候補を削除してもらうよう申請する方法があります。

不適切な検索候補の報告をする

難易度★☆☆☆☆
費用 ☆☆☆☆☆
解決可能性★☆☆☆☆

googleサジェストの画面を見てみると右下に「不適切な検索候補の報告」というリンクが見つかります。

こちらをクリックすると下記のような入力画面が表示されるので該当する項目を選択して送信します。

youtubeでいうところの違反報告のようなものです。
法的根拠に基づいた説明を求められる訳でもないので誰でも実行可能です。
上記で伝えたgoogleのポリシーに反すると認識された場合は、削除対応されるでしょう。

ですが「逮捕」など事実に基づいた情報の場合、プライバシーの侵害と公益性(知る権利)の兼ね合いから必ずしも削除対応してもらえるとは言い切れません。

裁判でも判決は揺れており2022年4月6日にこんな記事が出ておりました。
関連記事:逮捕歴のツイッター投稿 削除認めない判決見直しか

googleサジェストではなくtwitterの投稿に関する訴訟ですが、
ネットでの中傷被害に対する判断はまだまだ確立されているとは言えません。

上記の不適切な検索候補の報告で対応してもらえなかった場合、法的根拠に基づいて削除申請をする方法があります。

法律に基づく削除に関する問題を報告する

難易度★★★☆☆
費用 ★★★☆☆(弁護士に依頼する場合)
解決可能性★★☆☆☆

先ほどの「不適切な検索候補の報告」とは別に「法律に基づく削除に関する問題を報告する」というフォームもgoogleが用意しています。

googleサジェスト (オートコンプリート機能)・関連検索キーワードにおける権利侵害を法的根拠を元に訴え、削除申請することができます。
「法律に基づく削除に関する問題を報告する」には以下のようなページがあります。

「法律に基づく削除に関する問題を報告する」はこちらからご覧ください。

googleサジェストにおける権利侵害の一例

googleサジェストの削除申請をするに当たり、自身に関する風評がどの権利侵害に当たるのか、主張できる権利を把握しましょう。

 名誉棄損  名誉毀損(めいよきそん)とは、

(名誉毀損)
第二百三十条
公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。

引用先:http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/strsearch.cgi
このように刑法230条では規定されています。

この「公然と事実を摘示し」とは、「不特定多数の人間が知ることの出来る状況において、何らかの事実を示したり暴いたりする」といった意味であり、
別言すれば「人の社会的評価を低下させる具体的な事実を不特定多数の人間に認識させる状態」のことを指しています。
たとえば、SNSや匿名掲示板などに「●●△△は◆○▼※と不倫関係にある」と書き込んだ場合で考えてみましょう。

この場合は、事実であっても事実無根であっても名誉毀損は成立します。
ここでまず注意したいのが、「事実」の定義です。
ここでいう「事実」とは既に広く知られていることも含まれており、真実という意味ではありません。
事実無根の内容によるものであれば、虚偽により人の社会的評価を低下させる事実を広めたこととなり、
もし事実、つまり本当にあったことだとしても、それを公然と摘示することにより人の社会的評価を低下させたのであれば同様に名誉毀損は成立します。

 プライバシーの侵害 

プライバシー権に基づく権利を理由に、逮捕歴・犯罪歴、前科記事に関する記事の掲載取り下げ・削除要請が可能です。

しかし、プライバシー権が認められているのと同様、知る権利や報道の自由も保障されていますので、あらゆる報道記事に対して削除要請が認められることにはなりません。
ということは、プライバシー権を侵害されている場合には記事の取り下げ・削除要請がしやすく、プライバシー権など侵害されていると認められない場合には別の方法を検討する必要があります。

法的根拠に基づく削除申請は、本人か弁護士による代理申請しか認められておりません。
サジェスト汚染の権利侵害を訴える法的根拠は、実際に表示されているキーワードによって変わってくるため、正しく削除申請するハードルは高いです。
そのため、法律に基づく削除に関する問題を報告するからgoogleサジェストの削除申請を行う場合は一度、ネットでの風評被害・誹謗中傷対策に明るい弁護士に相談されることをお勧めします。

サジェストの要因となっている記事の削除を依頼する

難易度★★☆☆☆
費用 ★★★☆☆(弁護士に依頼する場合)
解決可能性★★☆☆☆

googleサジェスト・関連検索キーワードからネガティブキーワードを削除できたとしても、
ネット上にネガティブな表現をした記事が残っている限り再びサジェストに表示されてしまう可能性もあります。

そこで、記事を削除してもらうことでサジェスト汚染の根本原因を取り除く手段もあります。

ネガティブな記事の削除を依頼する2つの方法
サイト管理者(会社)に直接連絡して削除してもらう
送信防止措置依頼書をサイト管理者・プロバイダーに提出する

このどちらかとなります。
この方法も確実に進めるためには、弁護士の方に代理人としてやりとりしてもらうことをオススメします。
サイトも削除するかを判断するポリシーを持っており、一方的な削除要請には対応してくれない可能性があります。
こちらも法的根拠を持って交渉する必要があるため専門家に任せるのが得策です。

googleサジェスト・関連検索キーワードを除外する

難易度★★★☆☆
費用 ★★☆☆☆
解決可能性★★★★☆

自分で削除申請をしてもダメだったという場合は、弁護士に相談するか私たちのようなサジェスト汚染を直接的に解決する会社に依頼するという選択肢があります。
正直に申し上げると、

こんな方はサジェスト汚染対策会社に依頼した方がいい
対応を急ぎたい
相手とのやりとりなく進めたい
確実に消したい

正面からgoogleサジェストの削除を目指すと、googleやサイト管理者との膨大なやりとり、弁護士とのやりとりなど手間も時間も掛かってしまいます。
とにかく早く、確実に削除したいという方はサジェスト汚染の対策会社への依頼を検討いた方がいいでしょう。

どのようにしてgoogleサジェスト・関連検索キーワードを削除するのか

私たちがどのようにしてgoogleサジェストや関連検索キーワードからネガティブキーワードを消しているかというと、
実際は、 消しているというより他のキーワードを入れ込んでいる といった方が正しいです。

ポジティブなキーワードをgoogleサジェストや関連検索ワードに表示させることで、ネガティブワードを消しているのです。
googleサジェストの削除対策を行う会社は多数ありますが、概ねどこも同じ方法を取っています。

気をつけるべきは、自社でサジェスト削除対策を実行している会社もあれば、ただの営業会社で実行は別会社に振っているケースもよくあります。
そのため、依頼される場合は自社でgoogleサジェストの削除対策を行なっている会社にしてください。

依頼金額が全く変わってきます。

googleサジェスト・関連検索キーワード削除対策の費用

こちらは弊社の費用になります。

 googleサジェスト削除対策サービス  〇1検索キーワード単位:消し放題プラン
・月額:5万円(税別)
・最低契約期間:6か月~
・非表示までの参考期間:2週間~2か月ほど

 関連キーワード削除対策サービス  〇1検索キーワード単位:消し放題プラン
・月額:5万円(税別)
・最低契約期間:6か月~
・非表示までの参考期間:2週間~2か月ほど

業界の相場は月額8万円〜になります。
ただこれは自社で対策している会社の場合の金額です。
営業会社は1キーワード10〜15万円/月で販売しているケースもありますのでご注意ください。

googleサジェスト・関連検索キーワードでお悩みの方へ

サジェストは、個人であれば人生を、企業であれば経営を揺るがしかねない脅威となり得ます。
人の噂も七十五日というのは昔の話で、インターネット・SNSの時代においてはずっと残り続け、そして何年にも渡って中傷し続けるような理解に苦しむ人間も少なくありません。

事実か事実でないかは関係ないと私たちは考えています。
これから生きていくにあたって、また会社を成長させていくにあたって大きな阻害となるサジェスト汚染は一刻も早く解決しましょう。

まずは、私たちにご相談ください。
ケースによってサジェスト削除対策を行うのか、弁護士に相談するべきなのかも含めてアドバイスをさせていただきます。

サジェスト汚染キーワード非表示サービスのご紹介

◆参照リンク先◆
Yahoo・Googleの関連検索ワードの削除方法と検索予測候補が与える影響とは?相談センター

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社名 株式会社リンクス
電話番号 TEL0120-627-940
FAX03-6867-0897
所在地 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-25-29
ファザーランド高田馬場10F
代表取締役 内山成児
設立 2012年06月
従業員 55名(2015年1月現在 グループ全体含む)
資本金 10,000,000円
事業内容 ネット上の風評被害対策コンサルティング
Webマーケティング事業
リスティング広告運用代行
Webサイト制作